アプローチで悩むゴルファーの強い味方「チッパー」。しかし「見た目が初心者っぽくて抵抗がある…」という方も多いのでは?そんな方におすすめなのが“チッパーに見えないチッパー”です。
パターのような見た目で自然に使え、スコアアップにも貢献。この記事では、その魅力とおすすめモデル10選をご紹介します!
チッパーに見えないチッパーの特徴
一般的なチッパーはその独特な形状から「初心者向け」と見られがちですが、最近では上級者でも使いやすい“チッパーに見えないチッパー”が人気です。これらはパターやアイアンに似た見た目をしており、周囲の視線を気にせず使用できるのが大きな魅力です。ここでは、見た目だけでなく機能面にも注目し、その特徴を詳しく解説していきます。
- ソール幅が広い
- 一見パター型の設計
- ロフト角が寝ていない
ソール幅が広い
“チッパーに見えないチッパー”は、見た目はシンプルでもソール幅が広めに設計されています。この広いソールが芝の上を滑るように動き、ダフリを防いで安定したコンタクトを実現。
特にグリーン周りでのミスを減らしたいゴルファーにとって心強い構造です。また、広いソールはボールの浮きも良く、低く出して転がすアプローチにも効果的。結果的に見た目のスマートさと実用性の両立を可能にしています。
一見パター型の設計
チッパーに見えないチッパーの多くは、形状がパターに近づけられており、アドレス時の違和感が少ないのが特徴です。特に、普段からパターで転がすアプローチを好む方には構えやすく、スムーズにスイングできるメリットがあります。
クラブ全体のシルエットもパターに酷似しているため、同伴者からも“チッパー”とは気づかれにくく、自然に使えるのが人気の理由。違和感なく導入できる点が魅力です。
ロフト角が寝ていない
一般的なチッパーはロフト角がかなり立っている(40〜50度前後)が多いのに対し、“チッパーに見えないチッパー”は30度台〜40度前半と控えめな設計が中心です。
これにより、打ち出し角が低くなり、転がりを重視したアプローチに最適。ピッチ&ランで距離をコントロールしたい場面で威力を発揮します。ロフトが寝すぎていないため、芝の抵抗を受けにくく、スムーズにフェースを通せるのも利点です。
チッパーに見えないチッパーのメリット
従来のチッパーは、機能面では便利でも見た目が気になって使いにくいと感じるゴルファーも少なくありません。そこで注目されているのが、見た目にこだわった“チッパーに見えないチッパー”です。スタイリッシュに構えられるだけでなく、性能面でもスコアメイクに貢献する工夫が満載。ここでは、そうしたクラブが持つ具体的なメリットを3つに分けて紹介します。
- チッパーと気づかれにくい
- 扱いやすい
- 距離感にフォーカスできる
チッパーと気づかれにくい
最大のメリットは、構えても他人に「チッパーを使っている」と気づかれにくいことです。チッパーは一部では“初心者向けクラブ”と見なされがちですが、パターやショートアイアン風のヘッド形状にすることで、上級者でも自然に使える見た目を実現。
特に競技ゴルフや上級者とのラウンドでも、プレッシャーを感じずに使えるという心理的な安心感があります。性能とデザインの両立が評価されている理由です。
扱いやすい
“チッパーに見えないチッパー”は、ソール幅の広さやバランスの良さから非常に扱いやすく、初心者から中上級者まで幅広く使えます。アプローチでダフリやトップのミスが出やすいゴルファーでも、シンプルなストロークでしっかりとボールを拾える設計です。
また、構えたときの違和感が少なく、狙った方向に打ち出しやすいのも魅力。技術が未熟でも安定した球を打てる点は大きなメリットといえるでしょう。
距離感にフォーカスできる
チッパーに見えないチッパーは、ストローク感覚で使えるため、スイングの形に悩む必要がありません。打ち方が単純になることで、構えた時のイメージが明確になり、距離感に集中しやすくなります。
グリーン周りで「どう打てばいいのか迷う」といった場面でも、手打ちにならず、自然な振り幅で転がせるのが利点です。特に距離感が命のアプローチでは、迷いを減らし再現性を高めることがスコアアップに直結します。
チッパーに見えないチッパーのデメリット
“チッパーに見えないチッパー”は多くのメリットを備えていますが、使いこなすには注意点も存在します。見た目の自然さや扱いやすさの反面、構造的な制限やスピン性能の限界、また一部ルール適合の問題もあるため、購入前に理解しておくことが大切です。この章では、ユーザーが陥りがちな注意点や弱点について3つの観点から解説していきます。
- ルール不適合に注意
- スピン量が少ない
- 高度な技術が必要
ルール不適合に注意
一部の“チッパーに見えないチッパー”は、公式競技での使用が認められていないモデルも存在します。特に二面フェース(両側で打てる設計)や極端なライ角、グリップ形状などがルール違反とされるケースがあります。
普段のラウンドや練習では便利でも、試合で使えないといったリスクがあるため、購入時は「R&Aルール適合モデル」であるかどうかを必ず確認しましょう。見た目に安心しても、性能面でのルール確認は必須です。
スピン量が少ない
チッパー全般に言えることですが、“チッパーに見えない”タイプでもフェースの構造上、スピン量は限られています。フェース面がパターやショートアイアンよりも滑らかな設計のものが多く、強くスピンをかけたい場面ではランが伸びすぎてしまう可能性があります。
バックスピンでボールを止めるというよりは、転がし中心で使うことを想定すべきクラブです。スピン重視のアプローチをしたい場合は、ウェッジとの使い分けが必要です。
高度な技術が必要
一見やさしそうに見える“チッパーに見えないチッパー”でも、状況によっては繊細な距離感やボールの置き所が求められます。特に傾斜地やラフからの使用にはスイング軌道やインパクト位置の安定性が必要で、慣れないうちはミスになりやすい傾向もあります。
また、ストロークが単調になるぶん、距離感を出すには一定の練習量が不可欠です。簡単そうで奥が深いそれがこのクラブの特徴でもあります。
チッパーに見えないチッパー人気おすすめ10選
ここではチッパーに見えないチッパー人気おすすめ10選を詳しく解説します。
オデッセイ (ODYSSEY) 右用 パター XACT CHIPPER
オデッセイのX-ACTチッパーは、アプローチが苦手なゴルファーにおすすめのパター形状チッパーです。グリーン周りでのトップやダフリを軽減し、安定した転がりを実現。ショートアイアンよりも直感的なストロークが可能で、方向性も出しやすいのが特徴です。ソールは幅広く、芝の上を滑るように動き、ラフでも抜けがよく扱いやすい仕様。パター感覚で使えるため初心者にも安心して使用できます。
キャスコ(Kasco) パター チッパー チッパー スチール ユニセックス
キャスコのユニセックス対応チッパーは、アプローチショットをパターのような簡単な動作で行える設計が魅力です。スチールシャフトを採用し、打感がしっかり伝わる仕様で、安定した転がりをサポートします。ピッチ&ランでミスを減らしたい方におすすめで、スコアメイクにも効果的。男女問わず扱える設計で、手元の操作性が高く、グリーン周りでの迷いを軽減してくれる一本です。
オデッセイ(ODYSSEY) チッパー
オデッセイのもう一つのチッパーモデルは、従来のウェッジとパターの中間的な役割を果たすユーティリティ的な設計です。ソフトな打感とオートマチックな打ちやすさが特徴で、短いアプローチでの方向性と距離感を安定させてくれます。重心設計にも工夫があり、インパクトが安定することでトップやダフリといった初歩的なミスを減らせます。安心感のある見た目と打ち味が魅力です。
TOUR-ZX CHIPPER TZX-01 ツアー ZX チッパー 選べる2種類のロフトラインナップ
TOUR-ZXのTZX-01チッパーは、ロフト角が異なる2種類から選べる珍しいタイプ。ライの状況やプレイヤーの好みに応じて適切なロフトを選べるのが魅力です。グリーン周りでの距離感がつかみやすく、ストロークはパターに近い動きで行えるため、安定したアプローチを実現します。重心バランスがよく、打点がブレにくいため、初心者から中級者まで幅広く使える実用性の高いモデルです。
アサヒゴルフ TOUR-Z CHIPPER
アサヒゴルフのTOUR-Z CHIPPERは、初心者からの信頼が厚い定番のチッパーです。広いソールと適度なロフト設計で、グリーン周りのトラブルショットでも安心して使えます。スイングはパターに近いため、複雑なテクニックを必要とせず、シンプルな動きで寄せが可能。トップやダフリを防ぎ、ショートゲームのストレスを大きく軽減してくれます。コスパにも優れ、ビギナーに特におすすめの一本です。
ORLIMAR(オリマー) ORM-718C チッパー オリジナルカーボンシャフト
オリマーのORM-718Cチッパーは、軽量なカーボンシャフトを搭載し、扱いやすさと疲れにくさを両立したモデルです。振りやすい重量設計で、年配ゴルファーや女性にもおすすめ。ヘッドはワイドソールで芝の上を滑るように抜け、アプローチ時の安定性が高まります。特にグリーン周りでのチョロやトップが気になるプレイヤーには、シンプルな打ち方で結果が出せる点が魅力です。
【公式】CROSSPUTT パター ゴルフ クラブ 【ヘッドカバー付き】
CROSSPUTTは一見パターに見えるチッパータイプのクラブで、直線的なストロークで転がしを狙うアプローチに最適です。ヘッド形状はパターそのもので、重心が低く安定しており、初心者でもイメージ通りにボールを運びやすいのが特徴。グリーン周りの小技に自信がない方でも、安定した転がりを実現できます。ヘッドカバー付きで保管や持ち運びにも便利です。
シンゲ(XINGGM) チッパー
シンゲのチッパーは、コストパフォーマンスに優れたアプローチ専用クラブとして人気を集めています。幅広いソールと適度なロフト設計により、地面の抵抗を抑え、スムーズなインパクトが可能。重心位置も低めに設計されており、自然な転がりをサポート。初心者やシニアゴルファーに適しており、「チッパーを試してみたい」という方にぴったりな入門モデルです。
キャスコ(Kasco) ゴルフクラブ ウエッジ DW-123
DW-123は厳密にはチッパーではなくウエッジですが、オートマチックに寄せられる設計が特徴で、チッパー的な使い方も可能です。キャスコ独自のダブルウェーブソールが芝に負けず、ラフやベアグラウンドでも安定した接地感を生み出します。フェース面のスピン性能も高く、ピッチ&ランだけでなくピン狙いのアプローチにも対応。多用途に使える便利な一本です。
ミズノ ゴルフ トリプルアクション チッパー TRIPLE ACTION CHIPPER 2
ミズノのTRIPLE ACTION CHIPPER 2は、操作性・安定性・方向性の三拍子が揃った高機能チッパーです。ヘッドはやや大きめで、安心感ある構えやすさが特徴。ソール形状にも工夫があり、滑るような抜け感でザックリミスを軽減します。打ち方はパターに近く、グリーン周りでの距離感や方向性を安定させやすいモデルです。チッパーに慣れてきた中級者にもおすすめの一本です。